フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Daily Exercises No.8 Training for Each Finger

それぞれの指を速く動かすための筋力トレーニングです。
それぞれのエクササイズを、なるべく速く4回吹きます。(3回繰り返すという事です)
その後★の付いた音を②に替えて、再び4回吹きます。
その後★を③→④→⑤→⑥と替えて4回ずつ吹きます。
しだいに指に疲労がたまってきますが、運動量が少ないとトレーニングになりません。
本当は★の音を替えなくても良いのですが、同じ音で繰り返していると何回吹いたかわからなくなります。
3番の右手人差し指のエクササイズでは、F♯1は右手中指を使ってください。
毎日、少なくとも11番までは練習しましょう。
しだいに筋力が強化されて速く動いて疲れにくくなります。

 

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No.8 Training for Each Finger p.1

 

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No.8 Training for Each Finger p.2


以下は★の音の交替を示した例と、難しい右手薬指と小指を交差するエクササイズの練習方法、同じく右手人差し指・中指と薬指が交差するエクササイズの練習方法です。

 

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Variations for No.8 Training for Each Finger p.1

 

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Variations for No.8 Training for Each Finger p.2



9番は右手薬指と小指の交差です。
ピアノを弾く時に薬指(4の指)と小指(5の指)でトリルするような動きで大変難しいです。
①まず2拍目、4拍目を倍の音価で4回吹きます。もちろん可能な限り速く吹きます。
その後、楽譜通りに4回吹きます。
②も★の音を替えて同様に4回ずつ吹きます。
以後、③→④→⑤→⑥と同様に練習します。
2拍目、4拍目を、遅めに吹く事で、疲労していない状態で1拍目、3拍目を最高の速さで吹く事ができ、俊敏さを身につける事ができます。
2拍目、4拍目を遅く吹く変奏をした後は、必ず楽譜通りのパターンでも練習します。
苦手な指は運動量を増やさなければなりません。

11番の右手人差し指・中指と薬指を交差させる練習も難しいので、2拍目、4拍目を遅く吹く練習を採用します。

他に、うまく動かない指があれば、このパターンを応用しましょう。
左薬指が難しいかもしれません。