全音域に渡ってのブロークンアルペジオです。
レガートでは、きわめて滑らかに均等な良い音質で練習しましょう。
スタッカートでは、それぞれが短く、ハッキリ、良く鳴っている事を確認します。
ダイナミクスやアーティキュレーションに変化をつけましょう。
以下は練習方法の例です。
【1a】全体練習です。繰り返した時はスタッカートで吹きます。
【1b】分割してレガートとスタッカートの音質を比較します。
【1c】繰り返す時の小指の操作が難しいと思います。
【1d】小指を操作のトレーニング。C1⇔E♭1もC1⇔G1も、手首を動かさず、小指だけを滑らせて操作します。小指が伸びきっていると上手く動きません。
【2a】八長調の場合はC1⇔E1が難しいです。
【2b】C1⇔G1も小指を滑らせる事。
【3a】変ホ長調の場合はE♭3⇔B♭3⇔G♭3が難しいです。
【3b】最初のうちは、ゆっくりとしたテンポで、しかし速い動きで練習します。
【4b】【5b】同上。
【6b】C1⇔F1、C1⇔A♭1、共に小指滑らせる事。
【7b】【8b】【9b】【10b】小指を滑らせる練習。
【11b】大変難しいがD♯3⇔B♮3は、すばやく薬指を移動して、なるべく音が途切れないように吹く事を心がける。
【12b】【13b】小指を滑らせる練習。
【14a】【14b】レガートの時にA3からE3に滑らかに降りるのは難しいです。◎の付いたE3は右手小指を離して構いません。
【14c】小指の練習。
【15b】◎で小指を離して構いません。
【15d】小指の練習。
【16a】【16b】大変難しいので●は右手小指を離して、◎も右手小指を離して構いません。
【16c】【17b】小指の練習。
【18b】レガートではB3⇔F♯3が難しいので、▼の付いたB3では、トリルキーを薬指で押さえて▽のF♯3は右手中指を使います。
【19b】同上。D♯3⇔B♮3も難しいので、なるべくすばやく薬指を移動させる。