フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Flexibility

Flexibility 14c, 14d : Etude and Exercises for Double Tonguing in G Major from Allegro assai by J. S. Bach

J. S. バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」による「ダブルタンギングのためのエチュード 14a」の大半の音域が低いので、前半部分だけをト長調に移調しました。「14d」も利用して同じように練習してください。Variation【3】では8分音符で音質と…

Flexibility 14a, 14b : Etude and Exercises for Double Tonguing from Allegro assai by J. S. Bach

J.S.バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」第3番、Allegro assaiによるダブルタンギングのエチュードです。タンギングをたくさん練習する事によりタンギングの上達だけでなく音質の向上など基本奏法の改善に有効です。 14a Etude from Allegro As…

Flexibility 13b : Power-up 2

パワーアップのトレーニングを行うと、音量が増大するだけではなく、音質、アーティキュレーション、ppのコントロールなどが向上します。唇をリラックスさせて、お腹を張って、均等なヴィブラートを付けて最大音量で吹きます。B majorとB minorではスムーズ…

Flexibility 13a : Power-up 1

パワーアップのトレーニングを行うと、音量が増大するだけではなく、音質、アーティキュレーション、ppのコントロールなどが向上します。唇をリラックスさせて、お腹を張って、均等なヴィブラートを付けて最大音量で吹きます。♩=80で吹くと4小節で9秒かか…

Flexibility 12 : Fade-in and Fade-out

フェードインとフェードアウトの練習はダイナミックスのコントロールだけでなく、正しい奏法ができているかどうかをチェックする事にも結びつきます。「‪✕」では、音を出さないで息だけ出します。最初のうちはヴィブラートなして練習してください。常に以下…

Flexibility 11 : Prelude by J. S. Bach

J. S. バッハ作曲「無伴奏チェロ組曲」からの「プレリュード」を利用したダイナミクスやタンギングのためのエクササイズです。エコーで吹くエクササイズが多いです。fの時と奏法を変えないで、息の量だけを減らしてpを吹いてください。息の圧力、構えの圧力…

Flexibility 10 : Difficult Passages with Good Quality

難しいパッセージを良い音質で吹く方法について説明します。一般的に速くて難しい部分は悪い音で吹いてしまう傾向があります。また、スタッカートはレガートよりも悪い音で吹いてしまいがちです。それには、大きく2つの原因があると考えられます。1つは、…

Flexibility 9b : Octave 2

サヴェリオ・メルカダンテ作曲「協奏曲 ホ短調」第1楽章のメロディを使って、下行のオクターヴを練習します。3小節にわたってオクターヴの動きがありますが、ここではエクササイズとして3拍のオクターヴのパッセージを練習します。 Octave 2 p.1 Octave 2…

Flexibility 9a : Octave 1

テオバルト・ベーム作曲「ドイツ民謡による変奏曲 作品22」のフィナーレを使って、上行のオクターヴを練習します。オクターヴ上がる時に顔や顎を動かさず、常に息の圧力、構えの圧力を一定にして、息の方向のわずかな変化で吹き分けます。 Octave 1 p.1 Octa…

Flexibility 8 : Cantilena by Poulenc

フランシス・プーランク作曲「ソナタ」の第2楽章のメロディを使って音質、音量、音程を練習します。まず、sempre fとsempre pで音質、音程をチェックしながら練習します。fでは唇を固くしないように注意します。pで音質、音程が悪くならないようにするため…

Flexibility 7c : Double Tonguing - C. P. E. Bach

カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ作曲「ソナタ イ短調」を使ってダブルタンギングを練習します。実際にはスタッカートの音符1つ1つの音質を高める練習です。音質が良ければ自然に音は立ち上がり、口の中も狭くなって、それぞれの音符が分離します…

Flexibility 7b : Double Tonguing - J. S. Bach

ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲「ソナタ ホ短調」を使って低・中音域のダブルタンギングを練習します。実際にはスタッカートの音符1つ1つの音質を高める練習です。音質が良ければ自然に音は立ち上がり、口の中も狭くなって、それぞれの音符が分離します…

Flexibility 7a : Tonguing in Three Resisters

一般的にレガートよりもタンギングで吹く方が音が悪くなりやすいです。まず、レガートで良い音質で吹いて、その後タンギングで同じ音質、音量、音程である事を確認します。楽器を安定させて、唇の力を抜き、お腹の圧力を上げなければ決して上手く吹く事はで…

Flexibility 6 : Variation by Schubert

フランツ・シューベルト作曲「しぼめる花による変奏曲」の第3変奏のメロディを使って、全ての長調で音質、音量、音程の練習を行います。まず、楽器の固定、お腹の圧力を確認して、sempre fとsempre pで良い音質、正しい音程で吹く練習してください。くれぐ…

Flexibility 5 : Prelude a l'apres midi d'un Faune by Debussy

Flexibility :クロード・ドビュッシー作曲「牧神の午後への前奏曲」の冒頭の部分を一息でニュアンス豊かに吹くためのエクササイズです。 また、このエクササイズは基本奏法の改善にも役立ちます。 Debussy : Prelude a i'apres midi d'un Faune 【1】楽器を…

Flexibility 4 : Pianissimo

ハーモニックスの吹き方を利用してピアニシモを練習します。C足部管の楽器を持っている方は「for C foot」、H足部管の楽器を持っている方は「for B foot」を練習してください。最初の2小節は全音符の指で吹きます。常に唇の力を抜いてお腹の圧力を上げる事…

Flexibility 3b : Low Resister 2

テオバルト・ベーム作曲「24のカプリス」作品26の第1番による低音域のためのエクササイズです。唇を柔らかくして楽器を顎の凹みにしっかり固定してsfでは特にお腹の圧力で音量を出します。レガートで上手く吹けるようになったらタンギングでも練習します。H…

Flexibility 3a : Low Resister 1

唇をリラックスさせて低音の音量を増すためのエクササイズです。sfの所でお腹を使って息の圧力を上げます。腹筋を締めて吹くのではなく、お腹を膨らませて圧力を上げます。腹筋を締めるとベルトが緩くなりますが、お腹を張るとベルトがキツく感じます。腹式…

Flexibility 2 : Arpeggios

音作りはロングトーンだけだと思わないでください。最初のうちはmf-fぐらいで練習します。慣れてきたら1回目:f、2回目:pというように「エコー練習」するのも良いと思います。このエクササイズで音質の向上、音量、音程のコントロールが同時にできます。…

Flexibility 1d : Harmonics 4

ハーモニックスの吹き方で、通常の音を吹くためのエクササイズです。ハーモニックスは息の圧力と構えの圧力を高くして唇を緩め、口の中を狭くしないと上手く吹く事ができません。ハーモニックスと同じ事を意識して通常の音を吹くと奏法と音質の改善に役立ち…

Flexibility 1c : Harmonics 3

最低音から始めるハーモニックスの吹き方で、通常の音を吹くためのエクササイズです。奏法と音質の改善に有効です。まず、PかPPの音量で練習して、慣れてきたら、いろいろなダイナミクスで練習してください。レガートが上手くいかない時は「ossia」の形で練…

Flexibility 1b : Harmonics 2

ハーモニックスを、さらに自由自在にコントロールするためのエクササイズです。番号の付いた、それぞれのエクササイズは、常に最初の全音符の指使いで吹きます。最初はpやppだと吹き易いと思います。慣れてきたら、いろいろなダイナミックスで練習しましょう…

Flexibility 1a : Harmonics 1

「Flexibility」のカテゴリーでは、ウォームアップや音の向上に役立つエクササイズを載せていきます。フルーティストはレパートリーやエチュード、オーケストラや室内楽のための練習を行わなければならないので、基本練習は、なるべく短い時間で終わらせたい…