短時間で行う上級者のためのエクササイズです。
1日に12の全ての長調または短調を練習します。
奇数日:短調、偶数日:長調(あるいはその逆)と決めておくのが良いでしょう。
【A】は音階、【B】は3度、【C】はアルペジオ、【D】はブロークンアルペジオです。
練習を進めて行くとダイナミックスやアーティキュレーションに変化をつけて練習する事ができます。
1つの調の全てのエクササイズを6連符=80で吹いた場合、1分弱です。
全ての長調または短調を練習しても12分かかりません。
【A】の音階だけ、あるいは【A】と【C】だけ、など複数を組み合わせて練習する事も可能です。
【A】の音階だけを12の調で練習した場合、13.5秒✕12=162秒=2分42秒で終わります。
練習して上手く吹けないエクササイズがあれば、それぞれの項目に戻って変奏で練習してください。
f の後に p になるエクササイズでは、必ず主音から p にしてください。
ブレスの後から p にしたのでは、息のテクニックが身に付きません。
最初のうちは全ての調で「C major」「C minor」のように、sempre f で練習しても構いません。
全ての調で sempre f で上手く吹けるようになったらダイナミックスやアーティキュレーションに変化を付けていきましょう。
【B】の3度は長いので、テンポとダイナミクスによっては、途中でブレスを取る必要があると思います。
以下の譜例のように取ると、テンポ通りに吹き続ける事ができます。