フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

New Daily Exercises 3a-1. 3a-2. : Arpeggios

アルペジオの高音域、低音域に分けた部分練習です。
毎日、全ての12の長調または短調で練習します。
奇数日:短調、偶数日:長調(あるいは、その逆)と決めておくと良いでしょう。
音階、3度と同様に、ブリチャルディキー、Aisレバー、右手中指のF♯は使わず、必ず正規の指使いで練習してください。
E♮、F♮は必ず右手小指を押さえましょう。
C♮、C♯とE♮、F♮、F♯の間の動きは右手小指を押さえたまま滑らせる事になります。
B♮3、B♭3、A♯3は右手小指を離した方が音も音程も良く、発音も容易なのですが、速く吹く時は小指を押さえたままで構いません。
常に正しい音程と良い音質で練習する事にも注意しましょう。
指が正確に動くようになったら、p、f、クレッシェンド、ディミヌエンドなどダイナミクスに変化を付けましょう。

 

Arpeggios 3a p.1

 

Arpeggios 3a p.2

 

Arpeggios 3a p.3

 

Arpeggios 3a p.4




「3a-1」「3a-2」は共に各調の高音域と低音域の練習です。
【A】の2音間の往復での形を丁寧に練習してスムーズに吹く事ができるようになると【B】の単純な形は、より簡単に吹く事ができます。
全てのエクササイズは「4連符用」のリズム変奏で練習する事ができます。
慣れてきたら、ダイナミックスやアーティキュレーションに変化を付けて練習しましょう。
詳しくは次項「3b」で説明します。