フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Flexibility 21 Tonguing by a motif from Fantaisie op.79

ガブリエル・フォーレ作曲「ファンタジー 作品79」の一部分を使って、タンギングの練習を行います。
「Variations」の中から1つの変奏を選んで、いろいろな調で練習すると、フルートの全音域でのタンギングが上達します。
エクササイズにはダブルタンギングを「t」「k」で表示していますが、実際には「ti」「li」、「du」「gu」など、いろいろな子音を試して、舌を口腔内に強く触れないようにタンギングしましょう。
常に頭部管を顎に固定する事、お腹を張って息の圧力を上げる事、口の中を狭くする事を忘れないでください。
また、音域が低くなってきた時に、息の圧力が弱くならないように注意しましょう。

 

Tonguing by FAURE


以下の変奏の中から1つ選んで、いろいろな調で練習しましょう。

Tonguing by FAURE Variations p.1

 

Tonguing by FAURE Variations p.2

 

Tonguing by FAURE Variations p.3

 

【1a】【1b】それぞれの長い音で音程、音質と奏法の安定を確認します。必要があれば長い音にフェルマータを付けて確認します。

【2a】【2b】それぞれの長い音で音程、音質、安定性を確認します。

【3】4分音符と3連符が同じ音質で吹けているかをチェックします。

【4a】【4b】このエクササイズは、ゆっくり練習してはいけません。息の圧力で自然に舌が動くようにイメージして練習しましょう。舌が口腔内にほとんど触れないでも良い音が立ち上がるはずです。

【5】部分的に折り返して練習します。音域が下がっても同じ音質で吹けているかをチェックします。

【6a】〜【6d】それぞれの長い音で音質をチェックします。

 

 

Andersen 24 Etudes op.15 No.5

カール・ヨアヒム・アンデルセン作曲 「24のエチュード」作品15 第5番の山元版と技術練習です。
山元版は作曲者 のオリジナル版と思われる(Max Leichssenring, Hamburg 1885)及び(Ruhle und Wending, Leipzig)にブレス、ダイナミックス、アクセント、テヌート、発想記号などを加えてあります。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法がたくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。

Andersen op.15-5 p.1

Andersen op.15-5 p.2

Andersen op.15-5 p.3


以下は技術練習になります。
具体的な練習方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサル番号は、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサル番号に複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっていますので、繰り返しをせずに繋いで練習する事が可能です。
それぞれのエクササイズ。4回以上吹いて技術を定着させた後に、「最後のエクササイズ」⇒「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」⇒「2つ前田のエクササイズ」+「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」、といった「さかのぼり練習」も大変有効です。


Andersen op.15-5 Ex p.1

 

Andersen op.15-5 Ex p.2

 

Andersen op.15-5 Ex p.3

 

Andersen op.15-5 Ex p.4

 

Andersen op.15-5 Ex p.5

 

Andersen op.15-5 Ex p.6

 

Andersen op.15-5 Ex p.7

 

Andersen op.15-5 Ex p.8

 

Andersen op.15-5 Ex p.9

 

Andersen op.15-5 Ex p.10

 

Andersen op.15-5 Ex p.11

 

Andersen op.15-5 Ex p.12

 

【Preparatory Exercises】それぞれの長い音符で音程、音質、安定性を必要があればフェルマータを付けて確認します。
それらの音符が正しい音程で吹けていれば、他の音符も悪くない音程で吹けているはずです。
f 
で正しく吹けるようになったら p でも練習してみましょう。

【1a】【1b】リズム練習を行う事により、指が正確に動くようになるだけではなく、音質も良くなります。

【1c】【1d】4分音符、2分音符で音程をチェックしながらリズム練習を行います。必要があれば4分音符にフェルマータを付けてチェックします。

【2a】〜【2d】リズム練習。

【3】④のブラケットではAisレバー(B♭Lever)を押さえたままにすると運指が簡単になります。日課練習で音階、3度、アルペジオなどを吹く時は、ブリチャルディキーやAisレバーは使わないで、必ず右人差し指によるB♭、A♯を用いてトレーニングしますが、エチュードやレパートリーでは使用して、練習時間や運指ミスを減らしましょう。

【7】「+」からは親指をブリチャルディキーの位置に置いてB♭を吹くと運指が簡単になります。

【8】「○」の付いたE♮でブリチャルディキーの位置から親指を外してB♮を吹く事ができるように準備しておきます。

【12a】【12b】それぞれの繰り返し記号の中を十分練習した後に繰り返し記号を外して繋いで練習します。

【15c】上行の音型をディミヌエンドして吹くための準備練習。まず f で逆行でも練習します。常に良い音質と正しい音程で吹く事を心がけてください。上手く吹けるようになったら p で練習します。唇で操作せずに奏法の安定と息の圧力を保つように意識します。p では f の奏法から息の量だけを減らします。決してリラックスしてはいけません。

【15d】確実にディミヌエンドできている事を確認するために、ゆっくり練習しましょう。





Andersen 24 Etudes op.15 No.4b

カール・ヨアヒム・アンデルセン作曲 「24のエチュード」作品15、第4番bの山元版と技術練習です。
山元版は作曲者 のオリジナル版と思われる(Max Leichssenring, Hamburg 1885)及び(Ruhle und Wending, Leipzig)にブレス、ダイナミックス、アクセント、テヌート、発想記号などを加えてあります。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法がたくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。

この第4b番の主な目的は音の跳躍とアーティキュレーションです。それぞれのスラーの最初の音は必ず大きめ長めに吹きましょう。それに続く音符は小さめに吹く必要があります。つまり、この曲のすべてのスラーはディミヌエンドして吹く事になります。最初の音が2つ目の音より高い場合はディミヌエンドする事は簡単ですが、逆の場合は難しくなります。ゆっくりしたテンポからコントロールの練習を行って、ディミヌエンドできるようになりましょう。それは、メロディラインを構成するためにも必要な事です。

Andersen op.15-4b p.1

 

Andersen op.15-4b p.2

 

Andersen op.15-4b p.3

 

Andersen op.15-4b p.4

 

Andersen op.15-4b p.5


以下は技術練習になります。
具体的な練習方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサル番号は、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサル番号に複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっていますので、繰り返しをせずに繋いで練習する事が可能です。
それぞれのエクササイズ。4回以上吹いて技術を定着させた後に、「最後のエクササイズ」⇒「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」⇒「2つ前田のエクササイズ」+「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」、といった「さかのぼり練習」も大変有効です。


Andersen op.15-4b Ex p.1

 

Andersen op.15-4b Ex p.2

 

Andersen op.15-4b Ex p.3

 

Andersen op.15-4b Ex p.4

 

Andersen op.15-4b Ex p.5

 

Andersen op.15-4b Ex p.6

 

Andersen op.15-4b Ex p.7

 

Andersen op.15-4b Ex p.8

 

Andersen op.15-4b Ex p.9

 

Andersen op.15-4b Ex p.10

 

Andersen op.15-4b Ex p.11

 

Andersen op.15-4b Ex p.12

 

【Preparatory Exercises】それぞれの長い音の音程をチューナーでチェックします。スラーがディミヌエンドで吹けているかもチェックしましょう。高い音域で音程が極端に高くなる場合は、息の圧力と構えの圧力が足りない事が考えられます。

【1a】メロディラインは、わかりきっていても必ず吹いて、響きと表現を記憶します。他の変奏を練習する時に、メロディラインを目立たせるだけでなく、ダイナミックスを正確に表現する事に気をつけましょう。

【1b】リズム練習。低い8分音符を確実に鳴らしましょう。

【1c】リズム練習。アクセントの付いた音符とアクセントの付いていない音符の違いを表現しましょう。

【7a】「⇓」の付いた長い音符の音程をチューナーでチェックしましょう。常に正しい音程で吹くように心がけていると、音質が良くなります。

【11a】大きな跳躍ですが、必ずディミヌエンドで吹けるようにコントロールの練習を行いましょう。

【13a】音域の低いメロディラインを目立たせるためのリズム練習。息の圧力で鳴らします。

【17a】【17b】ダイナミックスを正確に表現するためのリズム練習。

【23a-1】【23a-2】音程のチェック。

Andersen 24 Etudes op.15 No.4a

カール・ヨアヒム・アンデルセン作曲 「24のエチュード」作品15、第4番aの山元版と技術練習です。
山元版は作曲者 のオリジナル版と思われる(Max Leichssenring, Hamburg 1885)及び(Ruhle und Wending, Leipzig)にブレス、ダイナミックス、アクセント、テヌート、発想記号などを加えてあります。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法がたくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。

この第4番aの主な目的は、音の跳躍とタンギングの練習です。
高い音域と低い音域で極端に違う吹き方をしていると、音の跳躍、下降が難しくなります。
高い音域で息の流れが細くならないようにするために、常にお腹を張って息の圧力を高めて唇をリラックスさせましょう。
また、メロディラインを目立たせて、確実にクレッシェンド、ディミヌエンドを付ける事を忘れないようにしましょう。
オリジナル版には「Triple tonguing」「Single tonguing」など、タンギングについての指示がありません。自分のやり易い方法でタンギングして良いと思います。
エクササイズには「t」「k」のようにタンギングの指示を付けましたが、こちらもやり易い方法でタンギングして構いません。また、実際のエチュードで吹く「t」「k」と、エクササイズでの「t」「k」が違っても構いません。「t」と「k」で音の立ち上がりが同じであれば問題にならないからです。

Andersen op.15-4a p.1

 

Andersen op.15-4a p.2

 

Andersen op.15-4a p.3


以下は技術練習になります。
具体的な練習方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサル番号は、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサル番号に複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっていますので、繰り返しをせずに繋いで練習する事が可能です。
それぞれのエクササイズ。4回以上吹いて技術を定着させた後に、「最後のエクササイズ」⇒「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」⇒「2つ前田のエクササイズ」+「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」、といった「さかのぼり練習」も大変有効です。


Andersen op.15-4a Ex p.1

 

Andersen op.15-4a Ex p.2

 

Andersen op.15-4a Ex p.3

 

Andersen op.15-4a Ex p.4

 

Andersen op.15-4a Ex p.5

 

Andersen op.15-4a Ex p.6

 

Andersen op.15-4a Ex p.7

 

Andersen op.15-4a Ex p.8

Andersen op.15-4a Ex p.9

 

Andersen op.15-4a Ex p.10

 

Andersen op.15-4a Ex p.11

 

Andersen op.15-4a Ex p.12

 

Andersen op.15-4a Ex p.13

 

Andersen op.15-4a Ex p.14

 

Andersen op.15-4a Ex p.15

 

Andersen op.15-4a Ex p.16

 

Andersen op.15-4a Ex p.17

 

【Preparatory Exercises】
常に f で吹きます。「⇓」の付いた長い音は、チューナーを使って正しい音程で吹けているかをチェックします。長い音符が正しい音程で吹けていれば、他の音符も悪くない音程で吹けているはずです。
B♮3
では右小指を押さえないで吹いた方が音質、音程が良いです。
正しい音程で上手く吹けるようになったら p でも練習しましょう。

【1a】メロディラインは、わかりきっていても必ず表情豊かに吹いて、楽譜通りに吹く時に、同じ音質、表現であるかをチェックします。

【1b-1】〜【1b-3】メロディライン以外の音符を小さく吹くための手順。【1b-1】で2つの音を豊かな響きで吹きます。その後の p では、息の量だけを減らして f と同じ息の圧力で吹くと音質、音程の良い音になります。指の技術だけでなく、息の技術も、このようにゆっくりと練習する事が大切です。

【1c】メロディライン以外の音符を小さく吹くためのリズム練習。1段目、2段目、それぞれを何回も練習し後に、つないで練習します。以下のエクササイズにおいても同様に練習しましょう。

【1d】リズム練習。メロディラインを意識します。

【1e-1】【1e-2】リズム練習。「t k t / t k t 」「t k t / k t k 」とちらのタンギングで吹いても構いません。

【7b】リズム練習。それぞれの4分音符の音程をチューナーでチェックします。フェルマータを付けて吹くとチェックしやすいです。それらが極端に高くなる場合は、息の圧力が十分でなく、唇が固くなっているかもしれません。

【10a-1】【10a-2】それぞれの3連符の3つ目にメロディラインがあります。長い音符のリズムで練習する事が有効です。

【17】【18】素速くダイナミックスを変化させなければなりません。それぞれのリズム練習をゆっくりとしたテンポから練習しましょう。

【19c-1】〜【19c-4】sub.p の練習手順。

【23e】【23f】ダイナミックスの練習。常に息の圧力を高く保って、ゆっくりとしたテンポから練習しましょう。

Andersen 24 Etudes op.15 No.3

カール・ヨアヒム・アンデルセン作曲 「24のエチュード 作品15」第3番の山元版と技術練習です。
山元版は作曲者 のオリジナル版と思われる(Max Leichssenring, Hamburg 1885)及び(Ruhle und Wending, Leipzig)にブレス、ダイナミックス、アクセント、テヌート、発想記号などを加えてあります。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法がたくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。


この第3番は、付点4分音符=69の指示がありますので、速くスムーズに吹かなければなりません。
リズム変奏を使って、丁寧に練習しなければなりませんが、それだけで終わらないで、豊かな表情を付ける事が必要です。
それぞれのエクササイズは、まず f で何回も練習して、その後、ダイナミックス、クレッシェンド、ディミヌエンドなどを正確に表現しましょう。

 

Andersen op.15-3 p.1

 

Andersen op.15-3 p.2

 

Andersen op.15-3 p.3

 

以下は技術練習になります。
具体的な練習方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサル番号は、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサル番号に複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっていますので、繰り返しをせずに繋いで練習する事が可能です。
それぞれのエクササイズ。4回以上吹いて技術を定着させた後に、「最後のエクササイズ」⇒「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」⇒「2つ前田のエクササイズ」+「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」、といった「さかのぼり練習」も大変有効です。

なお、本ブログでは、2つのトリルキー、E♭レバー、C♯レバー、C♮ローラーを以下の数字で表しています。

 

Andersen op.15-3 Ex p.1

 

Andersen op.15-3 Ex p.2

 

Andersen op.15-3 Ex p.3

 

Andersen op.15-3 Ex p.4

 

Andersen op.15-3 Ex p.5

 

Andersen op.15-3 Ex p.6

 

Andersen op.15-3 Ex p.7

 

Andersen op.15-3 Ex p.8

 

Andersen op.15-3 Ex p.9

 

Andersen op.15-3 Ex p.10

 

Andersen op.15-3 Ex p.11

 

Andersen op.15-3 Ex p.12

 

Andersen op.15-3 Ex p.13

 

Andersen op.15-3 Ex p.14


【Preparatory Exercises】常に f で、良い音質、正しい音程で練習しましょう。各段前半は、すべての音符の音程をチューナーで確認します。各段後半は、必要があれば8分音符にフェルマータを付けて、チューナーで音程を確認します。8分音符が正しい音程で吹けていれば、他の音符は、悪くない音程で吹けているはずです。最後の段、「7」が付いたB♮3は、右小指を離します。




【1a】メロディライン。2小節ごとのダウンビートに向けて音楽を発展させましょう。

【1b】〜【1d-2】リズム練習。まず、常に f で練習しましょう。すべての音符を良い音質でスムーズに吹く事ができるようになったら、指示されたダイナミックスを付けて練習します。

【1f-1】〜【1f-3】ディミヌエンドを正確に表現する手順。

【2b-1】〜【2b-3】クレッシェンドを正確に表現する手順。クレッシェンドはディミヌエンドより、はるかに易しいです。

【9】「⑧」のブラケットの間は、常に右小指でC♯レバー押さえ続けて楽器を安定させます。G♮以上の音は足部管の影響をほとんど受けないので、このような特別な運指が可能です。

【9c】右小指を押さえ続ける練習。指が迷わなくなるまで、ゆっくりと練習します。

【11a-1】【11a-2】音程の確認。「⇓」の付いた音が極端な高くなる場合は、①楽器の構えが不安定。②唇で音を作って、息の流れが細くなっている。③息の圧力が足りない。と思ってください。

【18b】分割してリズム練習します。

【18c-1】〜【18c-5】さかのぼり練習。


Andersen 24 Etudes op.15 No.2

カール・ヨアヒム・アンデルセン作曲 「24のエチュード」作品15、第2番の山元版と技術練習です。
山元版は作曲者 のオリジナル版と思われる(Max Leichssenring, Hamburg 1885)及び(Ruhle und Wending, Leipzig)にブレス、ダイナミックス、アクセント、テヌート、発想記号などを加えてあります。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法がたくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。


この第2番では、主に音の跳躍と音量のコントロールによるメロディラインの表現を練習します。
音の跳躍、あるいは降下は、スラーだと簡単で、タンギングをすると難しくなります。
しかし、同じ吹き方をしていれば、同じように発音できるはずです。
唇をリラックスする、楽器をしっかりと顎に固定する、お腹を張って常に息の圧力を高く保つ事が有効です。
なお、ダブルタンギングで吹くためのエクササイズとして「t」や「k」を指示していますが、4分音符=100のテンポであれば、シングルタンギングで吹く事ができます。
ダブル、シングル、どちらで吹いても構いません。

 

Andersen op.15-2 p.1

 

Andersen op.15-2 p.2

 

Andersen op.15-2 p.3

 

以下は技術練習になります。
具体的な練習方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサル番号は、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサル番号に複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっていますので、繰り返しをせずに繋いで練習する事が可能です。
それぞれのエクササイズ。4回以上吹いて技術を定着させた後に、「最後のエクササイズ」⇒「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」⇒「2つ前田のエクササイズ」+「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」、といった「さかのぼり練習」も大変有効です。


Andersen op.15-2 Ex p.1

 

Andersen op.15-2 Ex p.2

 

Andersen op.15-2 Ex p.3

 

Andersen op.15-2 Ex p.4

 

Andersen op.15-2 Ex p.5

 

Andersen op.15-2 Ex p.6


【Preparatory Exercises】常に奏法の安定を意識して、4分音符で急に息の量を増やします。E♮2で倍音が出てしまう人は、奏法が不安定なのだと思ってください。

【1a】メロディラインは、わかりきっていても必ず吹いて、楽譜通りに吹く時や、リズム練習する時にイメージしてください。

【1b-1】【1b-2】タンギングと音量の練習。メロディラインが他の音符(E♮2)よりも低いので、音量差をしっかりとつけなければなりません。

【1c-1】【1c-2】リズム練習。

【2b】メロディラインが他の音符(E♮2)よりも高いので難しくありません。

【2d-1】【2d-2】チューナーを使って、それぞれの4分音符で音程をチェックします。

【3a-1】〜【3a-4】音の降下の練習。スラーの方が簡単です。吹き方を変えなければタンギングしても上手く発音できます。

【4a】【4b】音の降下の練習。⑦のブラケットの間は確実にE♭レバーを押さえなければなりません。E♮2→C♮1の動きでは右小指を押さえたままスライドさせる事になります。これが上手くできない人は「小指のエクササイズ」で小指のフォームを改善して、毎日練習してください。

【4c】リズム練習。

【4d】【4e】右小指をスライドさせる練習。

【6b】分割してリズム練習します。それぞれの繰り返し記号を何回も練習した後に、繰り返し記号なしで繋ぐ練習をします。

【6d】〜【6e】メロディラインを目立たせるためのリズム練習。

【7a】【7b】チューナーを使って、折り返しで音程をチェックします。

【8】の第2小節目は【8a-1】【8a-2】のように、2つのメロディラインで構成されています。どちらも大切なのですが、高い方のメロディラインとバランスを取るために、低い方のメロディラインを大きめに吹く必要があります。

【8d】分割リズム練習。

【8e-1】【8e-2】さかのぼり練習。フレーズの最後から練習する範囲を拡げます。

【13b】最後のクレッシェンドは乱暴に吹いてはいけません。音量、音程を、折り返しパターンでもチェックしましょう。最後のA♮2は正確な8分音符の長さでなければなりません。


Andersen 24 Etudes op.15 Cover, No.1

カール・ヨアヒム・アンデルセン作曲 「24のエチュード」作品15、第1番の山元版と技術練習です。
山元版は作曲者 のオリジナル版と思われる(Max Leichssenring, Hamburg 1885)及び(Ruhle und Wending, Leipzig)にブレス、ダイナミックス、アクセント、テヌート、発想記号などを加えてあります。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法がたくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。

Andersen op.15 Cover

 

Andersen op.15-1 p.1

 

Andersen op.15-1 p.2

 

Andersen op.15-1 p.3

 

以下は技術練習になります。
具体的な練習方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサル番号は、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサル番号に複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっていますので、繰り返しをせずに繋いで練習する事が可能です。
それぞれのエクササイズ。4回以上吹いて技術を定着させた後に、「最後のエクササイズ」⇒「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」⇒「2つ前田のエクササイズ」+「1つ前のエクササイズ」+「最後のエクササイズ」、といった「さかのぼり練習」も大変有効です。


Andersen op.15 Ex Cover

 

Andersen op.15-1 Ex p.1

 

Andersen op.15-1 Ex p.2

 

Andersen op.15-1 Ex p.3

 

Andersen op.15-1 Ex p.4

 

Andersen op.15-1 Ex p.5

 

Andersen op.15-1 Ex p.6

 

Andersen op.15-1 Ex p.7

Andersen op.15-1 Ex p.8

 

Andersen op.15-1 Ex p.9

 

Andersen op.15-1 Ex p.10

【Preparatory Exercises】第1番を練習する前に音程と音質のチェックと奏法の安定を確認するためのエクササイズです。常に楽器を顎にしっかり固定して、お腹を張って、唇を作らないで吹きます。チューナーで音程をチェックしましょう。高い音域の音程が極端に高くなる人は、楽器の構えが不安定で、唇がリラックスしていないのだと思ってください。

【1】このフレーズの後、【2】でB♭2、B♭1を吹く事になりますので、C♮2で親指を離した後のG♮1でブリチャルディキーを押さえて準備します。ブリチャルディキーを使わずに、B♭すべてを右人差し指による正規の運指を使って完璧に吹けるのであれば構いません。

【1a】リズム練習。E♮1は、必ずE♭レバーを押さえなければなりません。C♮ローラーを押さえる前に早めに右小指を離してしまうとE♮1の音程が低く、音質が暗くなってしまいます。E♭レバーからC♮ローラーへ、必ず右小指を押さえたままスライドさせましょう。これが上手くできない人は、小指のフォームを改善して、確実に速く動かせるように「小指のエクササイズ」を毎日練習しましょう。

【1b】1小節内の12個の音符を3連符✕4とみなしての練習。

【1c】12✕4の練習にリズム変奏を加えます。

【1d】長い音符を挿入して、音程と奏法の安定をチェックします。チューナーでチェックする長い音符が正しい音程で吹けていれば、他の音符も悪くない音程で吹けているはずです。

【1e】〜【1g】E♭レバー↔C♮ローラーの動きの練習。右小指を押さえたままスライドさせる筋肉のトレーニングです。最初のうちは、ゆっくりとしたテンポで、しかし速いモーションで練習しましょう。筋肉が鍛えられるには時間がかかります。このエクササイズを継続して練習していると、必ず小指を速く確実に動かせるようになります。

【2】親指をブリチャルディキーの位置に置いて吹き始めます。「N」のB♭2は親指をブリチャルディキーの位置から外し、右人差し指による通常の運指で吹いて、その後のB♮1、B♮2に備えます。

【2a】ブリチャルディキーを外す分割練習。

【2b】12個の音符を6連符✕2に感じて練習します。

【2c】【2d】リズム練習。難しいパッセージではありませんが、リズム変奏を行う事によって、指が正確に動くようになるだけではなく、音質が良くなります。

【5e】それぞれの4分音符の音程をチューナーを使ってチェックします。指が難しくなると、音質、音程を無視して吹く人がいます。

【7】④のブラケットの間は、Ais レバー(B♭Lever)を使うと運指が簡単になります。通常の右人差し指によるA♯で完璧に吹けるのであればAis レバーを使う必要はありません。

【7a-1】と【7a-2】を吹いて比べてください。Ais レバーを使った場合、G♯♯1で人差し指を離す必要がありません。

【7b】ではA♯2を吹いた後にG♮2を吹いている間、F♯2を発音する前に人差し指を離せば良いわけです。通常の人差し指を使う運指ではG♮2を発音するのと同時に人差し指を離さなければならず、離すタイミングは、それより早くても遅くてもいけません。【7b-1】【7b-2】のように、折り返し練習をすると、さらに違いが良くわかります。

【8】A♯1よりも早めにAis レバーを押さえる事によって運指が簡単になります。

【8a】Ais レバーを使う練習。

【8b-1】【8b-2】Ais レバーを使った場合と使わない場合の比較練習。

【8d】半音進行のメロディラインを目立たせるためのリズム練習。

【10】⑦のブラケットの最後まで、確実にE♭レバーを押さえ続けなければなりません。その後のD♮1やC♮1の時に右小指を離します。早めに小指を離してしまうと、E♮1の音程が低く、音色が暗くなってしまいます。

【10c】D♮1で小指を離し、C♮1→E♮1では小指を押さえたままスライドさせる練習。最初のうちは、ゆっくり練習しましょう。

【10d】折り返し練習。一方通行だけの練習より効果的です。

【10e】E♮1↔D♮1とC♮1↔E♮の練習。E♮1↔D♮1の動きは、ピアノを弾く時に4と5の指でトリルするのと同じ動きになります。ピアノの場合、小指を伸びきった状態でトリルする人はいないと思います。上手くできない人は、必ず「小指のエクササイズ」を参照して、指のフォームを改善してから練習してください。右小指が伸びた状態で素晴らしい演奏をする名手がたくさんいる事は事実ですが、名手からは良い事だけを学びましょう。

【10f】【10g】慣れてきたらリズム練習で、少しずつ速く正確に吹けるようにしましょう。

【11】E♮2→C♮1は正しい運指で吹きましょう。最後のE♮3は右小指を離して次のC♮1に備えて構いません。

【11b】メロディライン。

【11d】〜【11e】小指のエクササイズ。

【11f】メロディラインを目立たせるためのリズム練習。