フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Flexibility 10 : Difficult Passages with Good Quality

難しいパッセージを良い音質で吹く方法について説明します。一般的に速くて難しい部分は悪い音で吹いてしまう傾向があります。また、スタッカートはレガートよりも悪い音で吹いてしまいがちです。それには、大きく2つの原因があると考えられます。1つは、…

Flexibility 9b : Octave 2

サヴェリオ・メルカダンテ作曲「協奏曲 ホ短調」第1楽章のメロディを使って、下行のオクターヴを練習します。3小節にわたってオクターヴの動きがありますが、ここではエクササイズとして3拍のオクターヴのパッセージを練習します。 Octave 2 p.1 Octave 2…

Flexibility 9a : Octave 1

テオバルト・ベーム作曲「ドイツ民謡による変奏曲 作品22」のフィナーレを使って、上行のオクターヴを練習します。オクターヴ上がる時に顔や顎を動かさず、常に息の圧力、構えの圧力を一定にして、息の方向のわずかな変化で吹き分けます。 Octave 1 p.1 Octa…

Flexibility 8 : Cantilena by Poulenc

フランシス・プーランク作曲「ソナタ」の第2楽章のメロディを使って音質、音量、音程を練習します。まず、sempre fとsempre pで音質、音程をチェックしながら練習します。fでは唇を固くしないように注意します。pで音質、音程が悪くならないようにするため…

Flexibility 7c : Double Tonguing - C. P. E. Bach

カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ作曲「ソナタ イ短調」を使ってダブルタンギングを練習します。実際にはスタッカートの音符1つ1つの音質を高める練習です。音質が良ければ自然に音は立ち上がり、口の中も狭くなって、それぞれの音符が分離します…

Flexibility 7b : Double Tonguing - J. S. Bach

ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲「ソナタ ホ短調」を使って低・中音域のダブルタンギングを練習します。実際にはスタッカートの音符1つ1つの音質を高める練習です。音質が良ければ自然に音は立ち上がり、口の中も狭くなって、それぞれの音符が分離します…

Flexibility 7a : Tonguing in Three Resisters

一般的にレガートよりもタンギングで吹く方が音が悪くなりやすいです。まず、レガートで良い音質で吹いて、その後タンギングで同じ音質、音量、音程である事を確認します。楽器を安定させて、唇の力を抜き、お腹の圧力を上げなければ決して上手く吹く事はで…

Flexibility 6 : Variation by Schubert

フランツ・シューベルト作曲「しぼめる花による変奏曲」の第3変奏のメロディを使って、全ての長調で音質、音量、音程の練習を行います。まず、楽器の固定、お腹の圧力を確認して、sempre fとsempre pで良い音質、正しい音程で吹く練習してください。くれぐ…

Flexibility 5 : Prelude a l'apres midi d'un Faune by Debussy

Flexibility :クロード・ドビュッシー作曲「牧神の午後への前奏曲」の冒頭の部分を一息でニュアンス豊かに吹くためのエクササイズです。 また、このエクササイズは基本奏法の改善にも役立ちます。 Debussy : Prelude a i'apres midi d'un Faune 【1】楽器を…