フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Flexibility 7b : Double Tonguing - J. S. Bach

ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲「ソナタ ホ短調」を使って低・中音域のダブルタンギングを練習します。
実際にはスタッカートの音符1つ1つの音質を高める練習です。
音質が良ければ自然に音は立ち上がり、口の中も狭くなって、それぞれの音符が分離します。

まず、タンギングの前に準備練習を行います。
レガートで良い音質で吹く事に集中しましょう。
唇を柔らかくして楽器を顎の凹みにしっかり固定して吹き始めます。
sfでは唇を変えずにお腹を張って音量を出します。
腹筋を締めるとお腹が凹みます。
sfでは必ずお腹が張っている事を確認しましょう。

【1】では付点音符が良い音質である事を確認しながら吹きます。
常に構えの圧力と息の圧力を保つように注意しましょう。
【1 bis】のリズムの方が吹きやすい場合は【1】は練習しなくて構いません。
どちらのリズムでも常に長い音符の音質を確認しながら練習しましょう。
テンポにもよりますが、長い音符にヴィブラートを付けるのも良い練習になります。

【2】以降も同様に長い音符に特に注意して練習します。
【bis】の付いたリズムの方が吹きやすければ、そちらを練習してください。

21ページからは移調しての練習です。
これまでの変奏のうち、どれか1つを選んで、いろいろな調で練習します。
常に安定した奏法、均一な音質に注意しましょう。

 

Double Tonguing - J. S. Bach P.1

 

Double Tonguing - J. S. Bach P.2

 

 

 

 

Double Tonguing - J. S. Bach P.3

 

Double Tonguing - J. S. Bach P.4