J. S. バッハ作曲「無伴奏チェロ組曲」からの「プレリュード」を利用したダイナミクスやタンギングのためのエクササイズです。
エコーで吹くエクササイズが多いです。
fの時と奏法を変えないで、息の量だけを減らしてpを吹いてください。
息の圧力、構えの圧力が弱いと、決して上手くコントロールできないと思います。
【1】レガートとダイナミクスのためのエクササイズ。
どちらのダイナミクスでも良い音質で吹けているかをチェックします。
【2】タンギングとダイナミクスのためのエクササイズ。
【3】「k」のタンギングのためのエクササイズ。
「k」を強化するためのエクササイズではありません。
「k」でも音が立ち上がる良い音質で練習します。
【4】「k t k t」のダブルタンギングのためのエクササイズ。
「t」と「k」、どちらでも均等に発音できているかをチェックします。
【5】「x」の符頭ではタンギングしないで、音を出さずに息だけを出します。
唇を開けた状態から息を出し始めます。
【6】fpの練習。
ppで音質、音程が落ちないように息と構えの圧力をキープします。
【7】長い音符とスタッカートが同じ音質で吹けているかをチェックする練習。
【2】が上手く吹ける場合は省略してください。
【8】トリルで指の動きをトレーニングする練習。
必ずトリルを始める音を良く聴く事。
調によっては不可能なトリルもありますので、その場合は、その音のトリルを省略します。
このエクササイズは楽器の支持をチェックするのにも役立ちます。
【9】ダブルタンギングのためのエクササイズ。
レガートとの音質を比較します。
【10】「t k t - k t k」のタンギングのためのエクササイズ。
レガートとの音質を比較します。
以上のエクササイズから、1つ、または数個選んで、41ページからの、いろいろな調でも練習してください。