フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Perilhou : Ballade

アルベール・ぺリル作曲「バラード」の 山元版と技術練習です。

この曲にはオーケストラ伴奏版とピアノ伴奏版があり、ソロパートも少し違いますのでご注意ください。

山元版は作曲者ぺリルのオリジナル・ピアノ伴奏版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

Perilhou : Ballade p.1

 

Perilhou : Ballade p.2

 

Perilhou : Ballade p.3

Perilhou : Ballade p.4

 

Perilhou : Ballade p.5

Perilhou : Ballade p.6

 

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

 

Perilhou : Ballade Ex p.1

 

Perilhou : Ballade Ex p.2

 

Perilhou : Ballade Ex p.3

 

Perilhou : Ballade Ex p.4

 

Perilhou : Ballade Ex p.5

 

Perilhou : Ballade Ex p.6

 

Perilhou : Ballade Ex p.7

 

Perilhou : Ballade Ex p.8

 

Perilhou : Ballade Ex p.9

 

Perilhou : Ballade Ex p.10

 

Perilhou : Ballade Ex p.11

 

Perilhou : Ballade Ex p.12

 

Perilhou : Ballade Ex p.13

 

【1a】チューナーを使って、ゆっくり吹いて、1つ1つの音程をチェックしていきます。
少しぐらい高くても構いませんが、極端に高くならないように注意しましょう。
唇を柔らかくして息の幅を広くする事に注意します。
お腹を張って、楽器を顎の凹みにしっかり固定するとフォルテで吹いても音程が高くなるのを防ぐ事ができます。

【1b】音価を倍にしてみました。
4分音符単位にカウントして吹いてください。
慣れたら次第にテンポを上げていきます。

【1c】最初の2小節で音質を確認して、次の2小節で正しいリズムに直します。

【1d】音が下降してもディミヌエンドしないように、お腹の圧力を上げて良く鳴らします。

【1e】E♮1⇔C♯1は必ず正しい運指で吹きます。
右手小指を抑えたまま滑らせる事になります。

【2a】難しい音階ではありませんが、折り返しでリズム練習すると音質が向上します。

【4a】ピアニシモで始まるメロディを柔らかい音色で吹くための準備練習。
フォルテと同じパワーで息の量だけを減らしてピアニシモを吹きます。

【4b】繰り返し練習する事によって、D♭3を柔らかいピアニシモで吹き始める事ができるようになります。

【4c】~【4f】同様にG♭3を柔らかいピアニシモで吹き始めるための練習。

【5a】~【5c】ディミヌエンドのための練習。
常にフォルテのパワーで吹きます。

【7a】【7b】リズム練習。常にフォルテのパワーでフォルテとピアノで練習します。

【8a】【8b】同上。

【9a】【9b】同上。

【9c】【9d】ディミヌエンドのための練習。

【10a】~【10c】リズム練習。
フォルテとピアノで練習します。

【11a】メロディライン。

【11b】【11c】メロディラインを目立たせるためのリズム練習。

【12a】メロディライン。

【12b】メロディラインを目立たせるためのリズム練習。

【12c】2つずつのスラーを目立たせるための練習。

【12d】リズム練習。

【13a】アーティキュレーションを目立たせるためのリズム練習。

【14a】正しいリズムで吹くために音価を倍にして書きました。
4分音符単位でカウントして練習します。

【14c】~【14f】最初の小節で音質を確認して、次の小節では同じ音質で正しいリズムで吹きます。

【14g】スタッカートは必ずレガートで練習して良い音質を記憶しておきます。

【14h】レガートとスタッカートの音質を比較して練習します。

【14j】スタッカートで確実に良い音質でディミヌエンドするための分割練習。
ピアノになっても構えの圧力、息の圧力が下がらないように注意します。

【15】2つの32分音符に注意します。

【15a】音質とリズムを確認します。

【15b】ディミヌエンドの練習。

【17】(f)はフルートとオーケストラ版にあります。
ピアノ伴奏の時にフォルテで吹くべきかどうかはわかりません。

【17a】【17b】スタッカートを良い音質で吹くための折り返し練習。
レガートと同じ音質である事を確認します。

【17c】折り返し練習。

【18a】【18b】ディミヌエンドのための練習。

【19a】ディミヌエンドのための練習。

【21a】【21b】リズム練習。

【22a】【22b】リズム練習。

【23a】【23b】リズム練習。

【24a】音質とリズムの確認。

【24b】【24c】リズム練習。

【25a】【25b】リズム練習。

【25c】【25d】頂点部分の折り返しリズム練習。

【26a】【26b】リズム練習。

【27a】【27b】リズム練習。

【26c】【27d】頂点部分の折り返しリズム練習。

【27a】~【28d】同上。

【29a】~【29f】同上。