フェードインとフェードアウトの練習はダイナミックスのコントロールだけでなく、正しい奏法ができているかどうかをチェックする事にも結びつきます。
「✕」では、音を出さないで息だけ出します。
最初のうちはヴィブラートなして練習してください。
常に以下のポイントを必ず確認しながら練習してください。
①楽器が顎に密着して安定している事。
②唇が可能な限り脱力している事。
③口の中が狭くなっている事。
④息の流れが十分に拡がっている事。
⑤お腹を張っている事。腹筋を固めてはいけません。
フェードインよりフェードアウトの方が難しく感じる場合、唇が固くなっているのだと思ってください。
構えが不安定になったり、息の圧力が落ちると唇に力が入ってしまいます。
どちらも同じアンブシュアで吹いていれば、どちらも簡単にできるはずです。
慣れてきたら【E】のようにフェードインとフェードアウトを一息で練習する事もできます。
この場合、吹き始める前に、十分ブレスを取るように心がけてください。