フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

New Daily Exercises 2a-1. 2a-2. : Thirds

 

3度の順次進行の部分練習です。
音階やアルペジオと同じくらい重要な練習です。
モーツァルトの曲など、ほとんど音階と3度とアルペジオで作られていると言う事もできます。
音階と同様に、ブリチャルディキー、Aisレバー、右手中指のF♯は使わず、必ず正規の指使いで練習してください。
ただし、B♮3、B♭3、A♯3は右手小指を離した方が音も音程も良く、発音も容易なのですが、このエクササイズのように速く吹く時は小指を押さえたままで構いません。
常に正しい音程と良い音質で練習する事にも注意しましょう。
指が正確に動くようになったら、p、f、クレッシェンド、ディミヌエンドなどダイナミクスに変化を付けましょう。

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.1

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.2

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.3

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.4

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.5

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.6

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.7

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.8

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.9

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.10

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.11

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.12

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.13

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.14

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.15

 

Thirds 2a-1. 2a-2. p.16

 

 

「2a-1」「2a-2」は共に各調の高音域と低音域の練習です。
【A】のバッテリーでの形を丁寧に練習してスムーズに吹く事ができるようになると【B】の単純な形は、より簡単に吹く事ができます。
【B】には12個の音符がありますので【C】のように6連符‪✕2で練習する事もできます。
全てのエクササイズは「4連符用」と「6連符用」のリズム変奏を採用して練習すると、より効果が上がります。
4分音符=120M.M.、付点4分音符=80M.M.のテンポで吹くと、4分音符は0.5秒、付点4分音符は0.75秒になります。
つまり【A】は繰り返しを行なわないで吹くと7.5秒、【B】と【C】は繰り返しを行って7.5秒かかる事になります。
さらに、ひとつの調の【A】の繰り返しなしと【B】の繰り返しありで、それぞれ高音域と低音域を練習した場合、30秒かかります。
そのパターンで12の長調または短調を、全て練習した場合は30秒‪✕12で360秒、6分で終わります。
「時間がないので基礎練習はできない」という言い訳は通用しません。
まずは、全ての調のエクササイズを4分音符=120M.M.でスムーズに吹く事ができるようになりましょう。