全音域に渡っての3度の練習です。
全体練習【A】の前に、頂点の部分【B】と低い部分の【C】を練習します。
部分練習のNo.4-1を丁寧に練習した場合、【B】と【C】は 練習する必要がありません。
他の日課練習と同じく、ブリチャルディキーやAisレバーを使わないで正規の運指で吹きます。
B♮3とB♭3は右小指を離した方が音も音程も良いのですが、このように難しい物は押さえたままにして楽器を安定させましょう。
以下は実際の練習方法です。
循環形のエクササイズには全て繰り返し記号を付けておきましたが、テンポやパターンによっては一息では不可能な物もあります。
適当にブレスを取るか、1回で終わりにして構いません。
リズム変奏は他のリズムでも練習しましょう。
Daily Exercises No.10 Rhythmic Variations - フルート上達の秘伝 (hatenablog.com)
ここでは、F minorを例に練習方法を示していきます。
【1】からは【B】の練習方法です。
【1】分割繰り返し練習。他のリズムでも練習します。
【2】1拍目+2拍目、3拍目+4拍目を結合した練習。他のリズムでも練習します。
【3】2拍目+3拍目、4拍目+1拍目を結合した練習。
【4】スタートの音を1個ずらした練習。他のリズムでも練習します。
【5】スタートの音を2個ずらした練習。
【6】12個の音符を4✕3とみなしたリズム練習。他のリズムでも練習します。
【7】途中でリズムを切り替える練習。他のリズムでもやってみてください。
【8】レガートとスタッカートの音質をチェックする練習。
【9】スタートの音を1個ずらした練習。
【10】スタートの音を2個ずらした練習。
【11】バッテリー練習。リズム変奏も行います。
【12】からは【C】の練習方法です。常に正しい運指で練習しなければなりません。小指を押さえたままで滑らせる練習は毎日行ってください。
Daily Exercises No.9 Training for Right Fourth Finger - フルート上達の秘伝 (hatenablog.com)
【12】リズム練習。他のリズムでも練習します。
【13】【14】【15】レガートとスタッカートの音質をチェックするリズム練習。
【16】バッテリー練習。
【17】からは【A】の全体練習を変奏です。
【17】部分繰り返し練習。複数回ふいて楽器の安定と音質の均一性をチェックします。
【18】レガートとスタッカートの音質をチェックする練習。