フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Daily Exercises No.6-II Arpeggios in All Resisters

フルートの全音域の中でのアルペジオです。
減3和音、短3和音、長3和音の3つを1組で練習します。
ブリチャルディキーやAisレバーを使わず、すべて正規の運指で練習してください。
例外的に替え指を使っても良い場所があります。これに関しては後ほど説明します。
毎回ダイナミクスやリズム、アーティキュレーションに変化をつけましょう。

 

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No.6 II Arpeggios in All Resisters p.1

 

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No.6 II Arpeggios in All Resisters p.2

 

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No.6 II Arpeggios in All Resisters p.3

 

次のページはプリントアウト、製本した時に次のエクササイズを見やすくするのためのブランクページです。

 

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No.6 II Arpeggios in All Resisters p.4

 



以下は練習方法の例です。
ダイナミクスに関しては示していませんが、クレッシェンド、ディミヌエンド、センプレフォルテ、センプレピアノなど、毎回変化をつけましょう。

 

 

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Variations for No.6 II Arpeggios

 


【1a】レガートの後にスタッカートで吹いて同じ音質で吹けているかをチェックするための全体練習。

【1b】分割して比較練習します。

【1c】良い音質で滑らかにE♭1⇔C♮を練習します。小指が伸びていると上手く動きません。毎日、小指のためのエクササイズを練習しましょう。

【2】~【2b】◎の付いたE3は、右手小指を離した方がB♭3と行き来しやすい。また、レガートが容易になる。

【2c】E♮1⇔C♯1の練習。

【3】から【3b】レガートで演奏する時、▽の付いたF♯3は、中指を使った方が滑らかに吹く事ができます。スタッカートでは薬指を使って、トリルキーには中指を使います。