カール・ニールセン作曲「協奏曲」の 第2楽章の山元版と技術練習です。
山元版は作曲者ニールセンのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法が、たくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。
以下は技術練習になります。
具体的な攻略方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。
それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。
【2a】【2b】リズム練習。
【2c】【2d】折り返しリズム練習。
【2e】【2f】リズム練習。
【3】オリジナル版では、最後のトリルの後は「E3」になっていますが、オーケストラが演奏する和声と合いません。ジュリアス・ベーカー氏の録音にある「C♯3」が妥当だと思います。
【6a】リズム練習。
【12a】【12b】リズム練習。
【12c】12個の16分音符を4✕3とみなしてのリズム練習。
【13a】分割練習。
【13b】リズム練習。
【13e】【13h】スラーを付けてのリズム練習。F♭は必ず右手小指を押さえる事。
【13j】スラーで上手く吹けるようになってからタンギングを付ける。
【14a】【14b】スラーでのリズム練習。
【14c】【14d】タンギングを付けてリズム練習。
【14e】~【14h】同上。
【15a】リズム練習。
【17a】【17b】リズム練習。
【18a】【18b】リズム練習。
【19a】【19b】リズム練習。左手小指が伸びていると上手く吹けません。
【20a】~【20c】長いスラーを付けてリズム練習。
【20d】【20e】アーティキュレーションを付けてリズム練習。
【20g】長いスラーを付けてリズム練習。
【20h】アーティキュレーションを付けてリズム練習。
【20j】【20k】12個の16分音符を4✕3とみなしてのリズム練習。
【20m】【20n】上記にアーティキュレーションを付けてリズム練習。
【20p】たくさんリズム練習を行った後に楽譜通りのリズムに戻すと簡単に吹く事ができる。
【29q】~【20s】長いスラーを付けてリズム練習。
【20t】【20u】アーティキュレーションを付けてリズム練習。