カール・ニールセン作曲「協奏曲」第1楽章の 山元版と技術練習です。
山元版は作曲者ニールセンのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法が、たくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。
なお、譜めくりの都合上、5ページ目、6ページ目は共に左ページとなっています。
以下は技術練習になります。
具体的な攻略方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。
それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。
【7a】リズム練習。それぞれを何回も繰り返して良く練習した後に繋いで練習する。
【7b】~【7d】リズム練習。
【7e】【7f】12個の音符を4連符✕3とみなしてのリズム練習。
【8a】~【8c】リズム練習。
【8d】4連符✕3とみなしてのリズム練習。
【8e】小指を滑らせる練習。
【9a】【9b】リズム練習。
【10a】~【10d】リズム練習。Aisレバーを有効に使う。
【10e】【10f】リズム練習。ブリチャルディキーを使う。
【11a】【11b】リズム練習。
【12a】【12b】折り返しリズム練習。難しい音階ではないが、丁寧な練習を行う事によって音質が向上する。
【14a】アーティキュレーションを強調するために、それぞれのスラーにディミヌエンドを付ける。
【16a】リズム練習。E1は必ず正しい運指で吹く事。そのためにはC♯1⇒E1で小指を押さえたまま滑らせなければならない。
【16b】リズム練習。
【17a】【17b】リズム練習。アーティキュレーションを強調するためにアクセントをしっかり付ける。
【17c】【17d】リズム練習。
【18a】【18b】リズム練習。
【19a】アクセントの付いた音符の音質を確認する。
【19b】アーティキュレーションを強調するためのリズム練習。
【20a】【20b】リズム練習。
【21a】~【21g】リズム練習。
【22a】このように感じた方が練習し易い。最終的には均等に吹く。
【23a】~【23d】リズム練習。
【26a】【26b】リズム練習。Aisレバーが有効。
【26c】【26d】音階全体のリズム練習。
【26e】音階の低い音域の折り返しリズム練習。
【26f】音階の高い音域の折り返しリズム練習。
【29g】リズム練習。