フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Flexibility 13b : Power-up 2

パワーアップのトレーニングを行うと、音量が増大するだけではなく、音質、アーティキュレーション、ppのコントロールなどが向上します。
唇をリラックスさせて、お腹を張って、均等なヴィブラートを付けて最大音量で吹きます。B majorとB minorではスムーズな運指とレガートのために◎の付いたF♯3は右手中指を使って構いません。
♩=80で吹くと4小節で9秒かかります。
しっかりとブレスを取って吹き始めましょう。
1つの調、20小節を吹くのに45秒かかります。
レーニングですので、ある程度の練習量が必要です。
なるべく12の全ての長調または全ての短調を練習してください。
45秒‪✕12ですので9分で終わります。
奇数日⇒短調、偶数日⇒長調などと決めておくのが良いと思います。
慣れてきたら58ページの「Variations」も練習してみてください。

【A】では、レガートとスタッカートの音量、音質が同じである事に注意します。
1つの調を吹くのに1分かかりますので、12の長調または短調を吹くのに12分かかります。

【B】では、スタッカートから下降した8分音符にヴィブラートを付けて、音量と音質を確認します。
1つの調を吹くのに22秒かかりますので12の調を吹くのに4分半ほどかかります。

いずれのヴァリエーションでも、口の中を狭くするとタンギングが容易になり、低音の鳴りも良くなります。

 

Power-up 2 p.1

 

Power-up 2 p.2

 

Power-up 2 p.3

 

Power-up 2 p.4

 

Power-up 2 p.5

 

Power-up 2 p.6

 

Power-up 2 p.7

 

Power-up 2 p.8