フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Super Technique for Prelude et Scherzo by Henri Busser Part 1

難しい音形の攻略法を示します。

マニアックと言われようが何と言われようが、これくらい難しい物はあらゆる方法を用いて徹底的に練習して本番でのリスクを回避しなければなりません。

また、それは美しい演奏への自信につながります。

分割練習、リズム練習、さかのぼり練習、折り返し練習など工夫してください。
音質や音程にも気をつけましょう。
1つの繰り返し記号は最低4回吹いて技術を定着させます。
指のフォームが悪いと上手く吹く事ができません。
指を上げすぎないように注意しましょう。
右手小指が伸びきっている人は足部管を上手く操作できません。
まず、フォームを直しましょう。
難しい部分を、いろいろな方法で丁寧に練習する事は大切ですが、日課練習を行う事で早いうちに全ての調での音階、3度、アルペジオを様々なアーティキュレーションで、かなりのテンポでいつでも吹けるようになっておくと練習時間の節約ができます。

 

Busser : Prelude et Scherzo Ex Part 1 p.1

 

Busser : Prelude et Scherzo Ex Part 1 p.2

 

Busser : Prelude et Scherzo Ex Part 1 p.3

 

【1a】2つの音符に付いている、それぞれのスラーを確実にディミヌエンドで吹くための練習。ゆっくりのテンポで練習を始めて、次第に速くしていく。

【1b】低い音域でのディミヌエンドの練習。息の量を減らしてディミヌエンドするが、音量は落ちても音質は落ちてはいけない。構えの圧力と息の圧力を落とさないように注意する。

【1c】それぞれのスラーをディミヌエンドするのと同時に長いディミヌエンドを行う練習。それぞれのスラーの2つ目の音を短くしてはいけない。

【2a】それぞれのスラーをディミヌエンドで吹くための練習。【1a】と同じ。

【3】D1⇔E1、D2⇔E2、D3⇔E3のトリルは、それぞれ最初の1回は正しい運指で吹いて、良い音質・音程を聴衆に印象付ける事。

【3a】【3b】折り返しリズム練習。

【6a】~【6c】アルペジオをクレッシェンドして、アーティキュレーションを付ける練習。

【6d】分割リズム練習。それぞれを何回も練習した後に繋いで吹きます。

【6e】リズム練習。

【6f】音域が低くなってきても豊かな響きを失わないように意識します。

【6g】豊かな響きのまま、それぞれのスラーをディミヌエンドで吹きます。

【6h】【6j】小指を滑らせる練習。

【7a】【7b】スラーで音質を確認した後に同じ音質でスタッカートを吹きます。

【7c】下降の音階、前半の折り返しリズム練習。

【7d】下降の音階、後半の折り返しリズム練習。

【7e】下降の音階、全体のリズム練習。