ジョルジュ・エネスコ作曲「カンタビーレとプレスト」の 山元版と技術練習です。
山元版は作曲者エネスコのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。
この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。
これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。
他にも良い方法が、たくさんあるはずです。
参考程度にご覧頂ければと思います。
以下は技術練習になります。
具体的な攻略方法の提案です。
【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。
【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。
ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。
それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。
【1a】【1b】ディミヌエンドの練習。
【3a】【3b】メロディラインを目立たせるための練習。
【3c】全ての音を豊かな響きで吹くための練習。F2→C1は必ず小指を滑らせて正しい運指で。
【3d】折り返しリズム練習
【4a】【4b】響きのためのリズム練習。
【4c】スラーを強調しながらディミヌエンドする練習。
【4d】ディミヌエンドの練習。
【5a】同上。
【5b】【5c】リズム練習。
【6a】分割リズム練習。
【6b】【6c】リズム練習。
【6d】折り返しリズム練習。
【6e】高い部分をピアノて吹くための練習。
【6f】低い音を豊かな響きで吹くための練習。F1C1は必ず小指を滑らせて正しい運指で。
【6g】ディミヌエンドの練習。
【7a】【7b】低い音を豊かな響きで吹くための練習。【7】でも同じ響きで。
【7c】C♯2→D2→D1のための練習。8分音符を半音ずつ低くしていく。
【7e】【7e】リズム練習。
【8a】【8b】同上。
【9a】リズム練習。
【10a】【10b】リズム練習。
【11a】まず、4連符を感じてリズム練習する。
【11b】楽譜通りのスラーで拍を感じて分割練習する。
【14a】リズム練習。
【14b】高い部分の折り返しリズム練習。
【16a】メロディラインを目立たせる練習。
【16b】それぞれのスラーがディミヌエンドで吹けているかを確認するための練習。
【17a】スラーを強調するための練習。
【17b】折り返し練習。
【17c】【17d】リズム練習。
【17e】〜【17h】半音階の折り返し練習。