フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Andersen : op.21 No.13

アンデルセン作曲「24の練習曲」作品21、第13番の 山元版と技術練習です。

山元版は作曲者アンデルセンのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Andersen : op.21 No.13 p.1

 

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Andersen : op.21 No.13 p.2

 

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Andersen : op.21 No.13 Ex p.1

 

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Andersen : op.21 No.13 p.2

 

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Andersen : op.21 No.13 p.3

 

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Andersen : op.21 No.13 p.4

 

極めて滑らかなレガートと正確なリズムを心がけてください。

【1】2つ目のフェルマータの後の音符は32分音符です。次の小節のB♭は16分音符です。3連符のリズムと混同しないように気をつけてください。符点8分音符と16分音符のリズムは、8分音符単位にカウントして正確に吹きます。

【1a】レガートの折り返し練習。フォルテのパワーでピアノを吹きます。

【1b】【1c】ディミヌエンドの練習。スラーの方が難しい。

【1d】【1e】ターンの譜割り。【1f】も可能性としてはあるが、このテンポでは不自然。

【2a】テヌートに重みをかける練習。

【3a】テヌートの付いた低い音をしっかり鳴らすと跳躍が楽になる。

【3b】【3c】装飾音を目立たせる練習。息の力でアクセントを付ける。

【4a】スビットピアノの練習。

【4b】【4c】装飾音の練習。

【4d】〜【4g】小指のための練習。D♭⇔E♭、D♭⇔Fは指を滑らせる。

【5a】スビットピアノの練習。
 
【5b】【5c】装飾音の練習。
 
【6】ここでも符点音符のリズムと3連符のリズムを正確に吹く。

【6a】装飾音の譜割り。

【6b】【6c】ディミヌエンドの練習。

【11a】ターンの譜割り。

【12a】メロディラインを目立たせながらディミヌエンドする練習。

【13a】高音域でピアニシモで美しく吹くための練習。フォルテのパワーと構えを変えずに息の量だけを減らします。

 

 

 

Andersen : op.21 No.12

アンデルセン作曲「24の練習曲」作品21、第12番の 山元版と技術練習です。

山元版は作曲者アンデルセンのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Andersen : op.21 No.12 p.1

 

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Andersen : op.21 No.12 p.2

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Andersen : op.21 No.12 Ex p.1

 

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Andersen : op.21 No.12 Ex p.2

 

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Andersen : op.21 No.12 Ex p.3

 

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Andersen : op.21 No.12 Ex p.4

 

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Andersen : op.21 No.12 Ex p.5

 

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Andersen : op.21 No.12 Ex p.6

 

【1a】リズム練習。『t--k』のダブルタンギングまたはシングルタンギングで吹きます。

【1b】メロディラインが、それ以外の音よりも低い場合は難しいです。ダイナミクスの差を、しっかりつけてリズム練習します。

【2a】同上。

【4a】メロディラインを目立たせるために、ダイナミクスのコントロールを練習した後にリズム練習します。

【5a】同上。

【6a】メロディラインを目立たせるリズム練習をしながらディミヌエンドをコントロールします。

【7a】リズム練習。ピアノで吹く時はフォルテのパワーで息の量だけを減らします。

【8a】【8b】リズム練習。

【9a】リズム練習。

【10a】リズム練習。

【10b】スビットピアノをコントロールするための練習。

【13a】メロディラインを目立たせるリズム練習をしながらクレッシェンドをコントロールします。

【14a】ダイナミクスをコントロールする練習。

【15a】【15b】メロディラインを目立たせるためのリズム練習。

【16a】リズム練習。

【16b】スラーがディミヌエンドで吹けているかを確認するための練習。

 

 

Kuhlau : Divertissement No.6

フリードリッヒ・クーラウ作曲「ディヴェルティメント」作品68 第6番の 山元版と技術練習です。

山元版は作曲者クーラウのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 p.1

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 p.2

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 p.3

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 p.4

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 p.5

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 p.6

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 p.7

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.1

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.2

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.3

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.4

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.5

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.6

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.7

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.8

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.9

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.10

 

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Kuhlau : Divertissement No.6 Ex p.11

 

無伴奏フルートのための作品ですが、クーラウ自身によるピアノ伴奏譜もあります。


【1】山元版には3連符の最初の音にテヌートが付いています。重みをかけて演奏してください。

【1a】テヌートに重みをかける練習。

【1b】ディミヌエンドの練習。

【1c】〜【1e】E⇔B♯、C♯⇔Eで小指を滑らせるための折り返しリズム練習。

【2a】ディミヌエンドの練習。

【2b】アルペジオのための折り返しリズム練習。

【2c】1オクターヴを滑らかに吹くための練習。テヌートの付いたEに重みをかけると吹きやすい。

【3a】小指のための折り返しリズム練習。

【5】テヌートの付いた音符に重みをかける。

【6a】折り返しリズム練習。

【7a】アーティキュレーションを目立たせるための練習。

【7b】折り返しリズム練習。

【10a】折り返しリズム練習。

【10b】それぞれのスラーを確実にディミヌエンドで吹くための練習。

【10c】【10d】スラーの2個目の音符を短く吹いてはいけません。ドヴォルザーク交響曲第8番の冒頭も同じです。確実にディミヌエンドで吹いて、短くならないようにしましょう。

【10e】スラーのない形も同様に気をつけます。

【10f】メロディラインを意識します。

【11a】【11b】『k』から始まるダブルタンギングの練習。

【13a】同上。

【16a】【16b】タンギングのリズム練習。

【17a】同上。

【18a】〜【18c】メロディラインを目立たせるためのリズム練習。

【18d】タンギングのためのリズム練習。

【20a】小指のための折り返しリズム練習。E♯⇔B♯は必ず小指を滑らせる。

【24a】【24b】タンギングのためのリズム練習。

 

 

Griffes : Poem

チャールズ・トムリンソン・グリフェス作曲「ポエム(詩曲)」の 山元版と技術練習です。

山元版は作曲者グリフェスのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Griffes : Poem p.1

 

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Griffes : Poem p.2

 

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Griffes : Poem p.3

 

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Griffes : Poem p.4

 

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Griffes : Poem p.5

 

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Griffes : Poem p.6

 

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Griffes : Poem p.7



以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Griffes : Poem Ex p.1

 

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Griffes : Poem Ex p.2

 

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Griffes : Poem Ex p.3

 

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Griffes : Poem Ex p.4

 

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Griffes : Poem Ex p.5

 

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Griffes : Poem Ex p.6

 

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Griffes : Poem Ex p.7

 

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Griffes : Poem Ex p.8

 

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Griffes : Poem Ex p.9

 

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Griffes : Poem Ex p.10

 

【3a】【3b】リズム練習。

【7a】リズム練習。

【7b】4連符×3とみなしてのリズム練習。

【11a】リズム練習。

【11b】4連符×3とみなしてのリズム練習。

【12a】【12b】リズム練習。

【15a】〜【15c】リズム練習。

【18a】【18b】リズム練習。

【18c】繰り返しリズム練習。

【18d】折り返しリズム練習。

【18f】〜【18h】リズム練習。

【19a】〜【19d】リズム練習。

【19e】〜【19f】繰り返しリズム練習。
 
【20a】【20d】タンギングの練習。良い音質である事を確認する。

【21a】リズム練習。Aisレバーが有効。

【21b】リズム練習。

【22a】〜【22c】リズム練習。

【23a】【23b】リズム練習。

【24a】〜【24c】タンギングの練習。

24d】【24e】アーティキュレーションのリズム練習。

 

 

Andersen : op.21 No.11

アンデルセン作曲「24の練習曲」作品21、第11番の 山元版と技術練習です。

山元版は作曲者アンデルセンのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Andersen : op.21 No.11 p.1

 

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Andersen : op.21 No.11 p.2

 

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Andersen : op.21 No.11 p.3

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Andersen : op.21 No.11 Ex p.1

 

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Andersen : op.21 No.11 Ex p.2

 

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Andersen : op.21 No.11 Ex p.3

 

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Andersen : op.21 No.11 Ex p.4

 

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Andersen : op.21 No.11 Ex p.5

 

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Andersen : op.21 No.11 Ex p.6

 

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Andersen : op.21 No.11 Ex p.7

 

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Andersen : op.21 No.11 Ex p.8

 

【1a】【1b】リズム練習。

【1d】〜【1h】部分リズム練習。
 
【2a】リズム練習。

【3a】リズム練習。

【3b】スラーの中のメロディラインを目立たせるリズム練習。

【4a】リズム練習。

【4b】アーティキュレーションを目立たせるためのリズム練習。

【5a】リズム練習。

【6a】リズム練習。

【6b】【6c】6連符×2とみなしてのリズム練習。極めてレガートに吹く事。

【7a】 リズム練習。

【8a】リズム練習。

【8b】メロディラインを目立たせるためのリズム練習。

【9a】リズム練習。

【9b】音域が低くなってきた時に音質が悪くならないようにするための練習。

【10a】【10b】リズム練習。

【12a】〜【12c】リズム練習。

【13a】リズム練習。

【14a】リズム練習。

【15a】リズム練習。

【16a】リズム練習。

【17a】リズム練習。

 

 

Andersen : op.21 No.10

アンデルセン作曲「24の練習曲」作品21、第10番の 山元版と技術練習です。

山元版は作曲者アンデルセンのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Andersen : op.21 No.10 p.1

 

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Andersen : op.21 No.10 p.2

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Andersen : op.21 No.10 Ex p.1

 

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Andersen : op.21 No.10 Ex p.2

 

 

Andersen : op.21 No.10 Ex p.3

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Andersen : op.21 No.10 Ex p.4

 

【1a】「装飾音あり」と「装飾音なし」が同じリズムで吹けているかを確認する。

【1b】上記の部分練習。装飾音はアクセントを付けて目立たせる。

【1c】装飾音にアクセントを付ける練習。

【2a】ディミヌエンドの練習。

【3】ピアニシモの前でブレスを取ってはいけない。

【3a】ディミヌエンドの練習。

【3b】アーティキュレーションを正確に吹くためにゆっくり練習する。モルデントの時のタンギングに注意。

【5a】装飾音にアクセントを付ける練習。

【5b】正確なリズムでアクセントの付いた装飾音を入れる練習。

【6a】〜【6c】ダイナミクスをコントロールするための練習。

【7a】アーティキュレーションを目立たせるための練習。

【9a】同上。

 

 

Andersen : op.21 No.9

アンデルセン作曲「24の練習曲」作品21、第9番の 山元版と技術練習です。

山元版は作曲者アンデルセンのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Andersen : op.21 No.9 p.1

 

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Andersen : op.21 No.9 p.2

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Andersen : op.21 No.9 Ex p.1

 

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Andersen : op.21 No.9 Ex p.2

 

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Andersen : op.21 No.9 Ex p.3

 

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Andersen : op.21 No.9 Ex p.4

 

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Andersen : op.21 No.9 Ex p.5

 

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Andersen : op.21 No.9 Ex p.6

 

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Andersen : op.21 No.9 Ex p.7

 

トリプルタンギングのためのエチュードですが、他の種類のタンギングアーティキュレーションの練習にも役立てましょう。

【1a】音質を確認しながらリズム練習。

【1b】レガートとトリプルタンギングを同じ音質で。

【1c】【1d】トリプルタンギングでのリズム練習。

【2a】【2b】レガートとスタッカートを同じ音質で。

【4a】トリプルタンギングでのリズム練習。

【5a】【5b】速いトリプルタンギングと遅いトリプルタンギングを同じ音質で。

【6a】〜【8a】ダブルタンギングで吹くアーティキュレーション

【9a】同上。ベームの「グランドポロネーズ」に使えます。

【10a】『k』だけで練習。『k』を強化するのではなく、軽くタンギングしても立ち上がる吹き方を探す。

【11a】『t-k-t-k』と同じに聴こえるように。

【12a】アーティキュレーションの練習。

【13a】ダブルタンギングによるリズム練習。

【14】E→C♯→Eは必ず小指を滑らせて正しい運指で吹く事。

【14a】【14b】小指のためのリズム練習。

【14c】タンギングなしで練習する。良い音質で吹けていれば『ha』でも音は立ち上がる。

【14d】『k』で軽くタンギングする。

【14e】【14f】トリプルタンギングでの練習。軽くタンギングする。

【15a】トリプルタンギングでのリズム練習。スタッカートとテヌートが同じ音質である事を確認する。