フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Koehler : op.33-1 No.7

: ケーラー作曲「15のやさしい練習曲 作品33」第7番の山元版とエクササイズです。

山元版は、作曲者ケーラーのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Koehler : op.33-1-7 p.1

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Koehler : op.33-1-7 p.2

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じですので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを良く練習した後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Koehler : op.33-1-7 Ex p.1

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Koehler : op.33-1-7 Ex p.2

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Koehler : op.33-1-3 Ex p.3

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Koehler : op.33-1-3 Ex p.4

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Koehler : op.33-1-3 Ex p.5










【1a】【1b】アクセントを確実に付けるためのリズム練習。

【2a】同上。

【2b】【2c】頂点付近の折り返しリズム練習。

【2d】【2e】上行形の折り返しリズム練習。

【4a】同上。

【4b】【4c】上行形のリズム練習。

【5a】メロディライン。

【5b】それぞれの小節のリズム練習。

【5c】〜【5e】さかのぼり練習。リズム変奏も加えてると、さらに効果的。

【5f】〜【5j】リズム練習。

【6a】低い音を鳴らすためのリズム練習。

【9a】【9b】アーティキュレーションを強調するために低い音を鳴らす練習。

【9c】確実にディミヌエンドで吹くための練習。

【10a】【10b】豊かな響きで吹くための折り返しリズム練習。

【10c】〜【10e】メロディラインを目立たせる練習。

【11a】【11b】スビットピアノのための練習。

【13a】確実にディミヌエンドで吹くための練習。

【14a】アーティキュレーションを目立たせるためのリズム練習。

【14b】【14c】下行形をしっかり鳴らすための練習。

【14d】折り返しリズム練習。

【14e】【14f】アルペジオの折り返しリズム練習。

【14g】〜【14k】リズム練習。