フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Andersen : op.21 No.15

アンデルセン作曲「24の練習曲」作品21、第15番の 山元版と技術練習です。

山元版は作曲者アンデルセンのオリジナル版にブレス、ダイナミクス、アクセント、テヌート、速度表示、発想記号などを加えてあります。

この楽譜を使用される場合は、必ずオリジナル版と比較して、私が付け加えた意図を理解してください。

これは表現のための、ひとつの方法に過ぎません。

他にも良い方法が、たくさんあるはずです。

参考程度にご覧頂ければと思います。

 

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Andersen : op.21 No.15 p.1

 

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Andersen : op.21 No.15 p.2

 

以下は技術練習になります。

具体的な攻略方法の提案です。

【1a】【1b】などのリハーサルナンバーは、それぞれの部分の効果的な練習方法です。

【1】⇔【1a】、【1】⇔【1b】のように【楽譜通りの形】と【変奏】を行き来して練習してください。

ひとつのリハーサルナンバーに複数のエクササイズ(繰り返し記号)がある場合は、それぞれのエクササイズの最後の音と次のエクササイズの最初の音が同じになっておりますので、繰り返しをせずに繋いで練習することが可能です。

それぞれのエクササイズを4回以上吹いて技術を定着させた後に、最後のエクササイズ→1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ→2つ前のエクササイズ+1つ前のエクササイズ+最後のエクササイズ、といった「さかのぼり練習」も大変効果的です。

 

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Andersen : op.21 No.15 Ex p.1

 

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Andersen : op.21 No.15 Ex p.2

 

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Andersen : op.21 No.15 Ex p.3

 

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Andersen : op.21 No.15 Ex p.4

 

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Andersen : op.21 No.15 Ex p.5

 

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Andersen : op.21 No.15 Ex p.6

 

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Andersen : op.21 No.15 Ex p.7

 

『Du-tu』という指示がありますが『tu-ku』『ti-ri』『tu-lu』など、自分に合った方法で良いと思います。全ての音符にスタッカートが付いていますが、付点音符は極端に短くならないようにしましょう。

【1a】メロディラインは、わかりきっていても吹いて、良い響きを記憶しておく。

【1b】付点音符を響かせるために長めに吹く練習。

【1c】メロディラインが下がってきても音質が下がらないように吹くための練習。

【1d】リズム練習。

【2a】メロディライン。

【2b】リズム練習。

【3a】メロディライン。

【3b】リズム練習。

【4a】メロディライン。

【4b】メロディラインを意識して練習する。

【4c】低いメロディラインを鳴らす練習。

【5a】メロディライン。
 
【5b】リズム練習。

【6a】メロディライン。

【6b】リズム練習。

【7a】メロディライン。

【7b】リズム練習。

【8a】メロディライン。

【8b】リズム練習。

【10a】リズム練習。
 
【11a】リズム練習。

【12a】リズム練習。

【12b】高い音から急に低い音に降りる練習。

【13a】【13b】リズム練習。