フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Super Technique for Sonatine by Dutilleux 3

難しい音形の攻略法を示します。

マニアックと言われようが何と言われようが、これくらい難しい物はあらゆる方法を用いて徹底的に練習して本番でのリスクを回避しなければなりません。

また、それは美しい演奏への自信につながります。

分割練習、リズム練習、さかのぼり練習、折り返し練習など工夫してください。
音質や音程にも気をつけましょう。
1つの繰り返し記号は最低4回吹いて技術を定着させます。
指のフォームが悪いと上手く吹く事ができません。
指を上げすぎないように注意しましょう。
右手小指が伸びきっている人は足部管を上手く操作できません。
まず、フォームを直しましょう。
難しい部分を、いろいろな方法で丁寧に練習する事は大切ですが、日課練習を行う事で早いうちに全ての調での音階、3度、アルペジオを様々なアーティキュレーションで、かなりのテンポでいつでも吹けるようになっておくと練習時間の節約ができます。

 

Dutilleux Sonatine Part 3 P.1

 

Dutilleux Sonatine Part 3 P.2

 

Dutilleux Sonatine Part 3 P.3

 

Dutilleux Sonatine Part 3 P.4

 

 

Dutilleux Sonatine Part 3 P.5

Dutilleux Sonatine Part 3 P.6

 

【1a】【1b】正しいリズムで32分音符を吹くための比較練習。

【1c】F1をハッキリ吹くためのリズム練習。

【2】8分音符のG1にテヌートを付けておきました。決して短く吹いてはいけません。音量としては小さいのですが、ヴィブラートを意識して音が死なないように注意します。

【2a】~【2c】下行形で音量、音質が落ちないようにするための練習。スタッカートは粗末に吹いてはいけません。

【3a】上行形の音階で確実にディミヌエンドする練習。

【3b】~【3e】「t k t ・ k t k」のタンギングで音質が落ちないようにするための比較練習。

「t k t ・k t k」のタンギングの丁寧な練習方法は「Part 5」にあります。

Super Technique for Sonatine by Dutilleux 5 - フルート上達の秘伝 (hatenablog.com)

【4a】リズム練習。8分音符に付いているアクセントでアーティキュレーションを強調します。

【4b】~【4d】全て正しい指で吹きます。E1⇒C♯1では必ず右手小指を押さえたまま滑らせます。

【5a】リズム練習。8分音符に付いているアクセントでアーティキュレーションを強調します。B♭2はAisレバーを使うと簡単です。また指の連結ミスのリスクを少なくできます。

【5b】メロディーライン。確実にクレッシェンドして良い響きを記憶して【5c】の練習に進みます。

【5c】リズム練習。

【6a】下行形のリズム練習。

【6b】下行形の高い部分の折り返しリズム練習。

【6c】下行形の低い部分の折り返しリズム練習。

【6d】上行形で確実にディミヌエンドするための練習。

【7a】【7b】スタッカートをピアニシモで吹くための練習。レガートでフォルテで練習した後に構えと息のパワーを落とさずに息の量だけを減らしてピアノで練習します。その後、スタッカートでも同様に練習します。

【8a】~【8d】折り返しリズム練習。

【9a】~【9c】リズム練習。