フルート上達の秘伝

短時間で最大の効果を上げる練習方法を公開しています

Daily Exercises No.2 Articulation

第2番はアーティキュレーションの練習です。

タファネル=ゴーベールの第4番に似ていますが、タファネル=ゴーベールが2オクターヴの間を上下するのに対して、このエクササイズは、ほぼ3オクターヴ間を上下します。タファネル=ゴーベールではフルートの音域、ほぼ3オクターヴのうち、残り1オクターヴは練習していない事になります。タファネル=ゴーベールも、このエクササイズも指のための練習ではありません。これを指の練習と勘違いしている人が多いです。

B♭はブリチャルディキーもAisレバーも使わず、右手人差し指で吹きます。

1日に全ての調で練習する事は不可能です。最初は1週間に1つの調で練習して、翌週に次の調で練習するので良いと思います。

 

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Articulation p.1

 

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Articulation p.2

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Articulation p.3

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Articulation p.4

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Articulation p.5

 

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Articulation p.6

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Articulation p.7

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Articulation p.8

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Articulation p.9

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Articulation p.10

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Articulation p.11

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Articulation p.12

 

以下は、ヘ長調を例に、実際の練習のパターンを提案しています。

 

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Articulation Var p.1

 

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Articulation Var p.2

 

 

【1】レガートとFu, Tu, Ku, Peの音質を比較する練習。どんなタンギングでも音質が良ければ音は立ち上がります。

【2】『TKTK』、『KTKT』および『KKKK』での練習。『K』を鍛えるのではありません。軽くタンギングしても音が立ち上がる良い音質を見つけるためのエクササイズです。

【3】トリプルタンギングのための練習。

【4】『TKT/KTK』のための練習。慣れるまで括弧のアクセントを付けて練習します。

【5】『TKT/KTK』のための練習。

【6】『K』で始まるダブルタンギングの練習。極めて有効なので、是非できるようにしておきましょう。

【7】『K』で始まるダブルタンギングの応用練習。4分音符でチューナーを使って音程のチェックもできます。

【8】このようなパターンにも有効ですので練習しておきましょう。